「”き”がわりを”き”がえる PHOTO-CLOTHの提案」レポート
- 2015年10月10日
- 読了時間: 2分
あなたとどこでもアート 着がわりプロジェクト
”き”がわりを”き”がえる
2015年10月10日。KAWAGUCHI ART FACTORYにて作品を発表しました。
今回の企画「”き”がわりを”き”がえる」の趣旨である、
「わたしたちは時や場所や状況に備え、衣服を着替え、生活を楽しんでいます。
同じように住まいの空間も、その時、最も相応しく装うことができたならば、暮らしはどんなに豊かになるだろうか」
この問いかけに、SeeSewは『PHOTO-ClLOTH(写真布)』から制作した『TIME-CLOTH』の提案をしてきました。

今回は都内にあるお寺(妙壽寺)の松の影を、写真の古典技法を用いて大きな4枚の布に写し取り『PHOTO-CLOTH』を制作し、それを繋ぎ合わせて松の時間そのものを空間に設える『TIME-CLOTH』を発表。
この写真技法では、太陽光を用いて直接布に影を焼き付けます。
その時の「時間」を掬いとる様に、布に時間を写し取るイメージです。
こうして制作した『PHOTO-CLOTH』に写る像は、ほぼ等身大に焼き付けられます。
その樹木の存在感がそのまま空間に出現します。
着脱は強力なマグネットを用いて、簡単手軽に季節によって着替えられる着脱可能な仕組みを提案しました。
季節によって着る服が違う様に、建築にもその時の季節によって着替えられる、「建築の服」です。
プレゼンでは、それぞれの着衣もあわせてみてもらえる様、工夫しました。
(浅見のTシャツは、広島の被爆樹木(しだれ柳)の影を写し取ったもの
田村の着物は、時間のきものプロジェクトで制作した、夏の着物(桜)です。


正面が松の時間
「稲妻のように見える」
「松の記憶のようだ」
という声があがりました。
同じ松ですが、この日は時間と共に晴れ間で撮影した時、雲がでてきて曇りの中で撮影した時と、
時間により、異なる表情の『PHOTO-CLOTH』としてとらえることがきました。
その時間を繋ぎ合わせ、『TIME-CLOTH』とすると、その時の時間や湿度が感じられる様です。
左手の短冊状の生地は
着物の反物に竹林の時間を写し取ったものです。
秋になると日差しが柔らかく、日が落ちるのが早いため
とても穏やかな影が写し取れました。
人が動き、風がおこることで、布がゆるやかに揺れ動く様子も見られました。
今回『TIME-CLOTH』を設置した建築は、木造軸組という方法で
釘やねじを一切使わずに建てられており
組み立ては30分程でできるそうです。
(壁や床も順次設置させる予定)
新たな試みは、多くの可能性を感じるものとなりました。
今後もさらに追求して行きたいと思います。

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